2020年から商用サービス開始予定となっている次世代ネットワーク「5G(ファイブジー)」。
Gとは「Generation(ジェネレーション)」のGで、1G、2G、3G、4Gに続く「第5世代のモバイル通信規格」のことを言います。
すでにアメリカは2018年第4四半期から、韓国では2019年4月から商用サービスが開始されています。
5G対応のスマートフォンが市場に投入されており、韓国のSKテレコムは、5G加入者が100万人を突破したと発表しています。
日本で人気のiPhoneは、2020年秋に5G対応のiPhoneを発売すると噂されています。
現時点で最新のiPhone11は5Gに対応していません(念のため)。
docomo、au、Softbankは2020年春から5Gの商用サービスを予定しており、日本国内では、2020年が5G元年となりそうですね。
4G時代にはスマートフォンが一気に普及し、メッセージアプリや動画を誰もが楽しむようになりましたよね。
4Gから5Gに変わると、世の中は、そして、私たちの生活はいったいどう変わるのでしょうか。
5Gには、その本質と言える3つの特徴があります。
5Gの特徴その1:高速大容量
5Gの通信速度は4Gの20倍になります。
VR(仮想現実)やAR(拡張現実)がさらに台頭し、次の「高信頼低遅延」を活かすことで、人とのコミュニケーション、医療、スポーツ観戦などが大きく変わります。
5Gの特徴その2:高信頼低遅延
5Gの遅延は4Gの10分の1になります。
通信に遅延はつきもので、4Gでは10msの遅延がありますが、5Gでは1msになり、ほぼリアルタイムの通信が可能になります。
通信がほぼリアルタイムになる、ということは、距離を超越してしまう、ということです。これはとてつもないことだと私は感じています…。
5Gの特徴その3:多数同時接続
5Gの同時接続数は4Gの10倍になります。
スマホやパソコンだけでなく、自宅や街など、あらゆるものがセンサーでネットワークにつながります。
IoT(モノのインターネット)がついに私たちの生活の中にやってきます。スマートホーム、スマートシティが現実のものとなります。
5Gがもたらす変革
5Gの「高速大容量」、「高信頼低遅延」、そして「多数同時接続」は、私たちに何をもたらすのでしょうか。
総務省、富士通、NECが配信している5Gの未来図についての動画をご紹介します。
本当にこんな未来がやってくるの?とワクワクしませんか?
いいですよね。テクノロジーって。
私たちの子どもは、これが当たり前の世界で育っていくことになるのです。
【イメージムービー】Connect future ~5Gでつながる世界~(3分ver)
あなたと共に描く未来~NECの5Gによる社会価値創造~ [NEC公式]
2020年春にサービス開始を予定している5Gですが、もちろんすぐに全国展開というわけにはいきません。
日本全国で利用できるようになるのは、おそらく2025年あたりではないでしょうか。
東京オリンピックが行われる2020年に幕を開けて、大阪万博が行われる2025年に日常のものになる…という感じですね。
長いようで、意外とあっという間かもしれません。